でざいん論寄稿その6 世界と物語について。

世界は大きい。大きさの単位は宇宙規模からナノまである。だけど、直接関係してくるのは私達が今現在住んでいるこの世界。今日、明日、一週間後、半年後、一年後、五年後、十年後と時間の世界は寿命の分だけ広がっている。また、自分が今置かれている立場(ぼくの場合は学生)や状況にも世界はある。その中で如何に生きてゆくか、有意義に生きてゆくか物語が必要に成るわけである。


例えば、今日一日(一週間、半年間、一年間)どう過すかを考え計画し物語にする。そうすることで充実しより良い一日が送ることが出来る。短いスパンだと前述した例になる。しかし、もっと長いスパン(五年後、十年後)になると事前の準備に重点を置き、大まかな設定も必要になり短い時とは違う複雑で困難を伴う筋書きを要する。


物語の結末(設定した○年後まで)に向かってプロット通りに進んでいこうとするとどうしても思い通りにいかない出来事にぶつかってしまう。がまったく予期せぬ事でもなくなっている。何故か。事前に物語を書いているから。そういう場面に直面したとしても臆する事無く立ち向かえるのだ。


ではどうすれば良質の物語を書けるかというと、別の物語の吸収にある。本は勿論のこと映画、人との出会い、音楽等、五感で感じれるもの全てを総動員し糧として蓄えておけば様々な物語を書けるし生きれる、なにより楽しいのではないだろうか。と思った今日学んできた講義第六回の寄稿。