いつか

あなたは遠くへ 旅立ってしまった 生きていては いけない とおくへ なにも言わず なにも知らせず ただ 薄くなった肉体だけを 残して いつか わたしの肉体が 地に帰り 肉体を離れたとき 元気なあなたに 会いにいこう あなたの好きな イカを持って またね

内なるもの

溢れ出てしまった ガラス瓶の鋭さによって 溜り込んでいた 血 とまる事を知らずに 流れ出ている 念 痛みとともに また現実を生きる まいにち 次の機会を待った 血をタメナガラ

ある日 または 毎日

今日はどんな一日だったろうか いつもと変わらず あくせく体を動かして働いていたな 寒さのせいで 右の腰まわりの鋭く刺さるような痛みにも襲われた けれど なんとか乗り切れた 家に帰ると ご飯を作って 待っている人がいる いまのぼくには それだけで こゝ…

感情

朝は にこやかに始まり業務が進行し 次第に感情が高まり 湧き出てくるものが 容量を越えてあふれだすその時点は ひるめし前だ怒り 嫌悪 等々現し難い もやもや過去の自分が遂行していた時のように してはいけない事をしそうになってしまうけれど 現在のぼく…

嘔吐

私の中に溜まっていた すべてのものが 吐き出された 周りなんか気にせず ただただひたすらに 吐き続けた 快感と苦痛に 嗚咽しながら 全部ハイタ デテイッタモノハ 昨日までのぼく さようなら 自分 こんにちは ぼく ああ 今日もまた吐くのだろうか 間違いに囚…

ぼんやりと した あたまの中で 二つの 選択肢 が 浮かび あがる 有 と 無 人の気持ち は わからない 解りかけて きていたのだけれど 以前よりも まして わからなくなって しまった 言葉は 伝わる 想いは どこまでなのか わからない ぼくの 気持ちや 想いが …

時間(改)

3ヶ月 いや4日前とは 同じように 感じる事ができなくなり 元には 戻れず 始めから になってしまった あの眩しい日々は どこへ・・・・ 今 必要なものは 時間 考えるのではなく じっと 動かず 忘れるのではなく 受け入れる 1秒 1分 1時間 1年・・・・・・・ 先の事…

もやもや

二人のあいだで 混乱が生じた私を傷つけまいと 配慮してくれたことが裏目にでてしまった過去の事ではあるけれど 始めに言ってくれなかった隠し事はナシと 決めていたのに 私の心と脳は 動悸と混沌におそわれ今にも 全てを投げ出してしまいたい どうすればい…

無題

相手を 思うあまり どこか依怙地になって イジワルしてしまう わたしには ない たくさんの『もの』や『こと』を 知っているし 持っている 取り残されているような 感覚 追いつくことのできない 時間 そればかりは ぼくが足掻いたとしても どうすることもでき…

現在のぼく

働く 朝から夜遅くまで 時間を問わずに動きつづける 誰かのためではなく 自身の生きる為の方法の一つとして 時に叱られ 時にほめられそのくりかえし しかし、決して仕事の中身はルーティンではなく 常に変化し 予測がつかない だから針を落とした時の音を 注…

薄氷

薄氷 氷の向こうはどんな世界? だれかがいるの?だれもいないの??死んでいるの?生きているの? だれもわからない呼んでも応えてくれないから 踏んでみると氷がワレテ ミズがでてきたこんにちは あなたはだれ?

昨日送られてきた写真

故郷に帰省している弟から送られてきた一枚。相も変わらず故郷の夕日はどの街にも引けをとらないな(自己満足)。そこで一つ詩を書いてみた。 夕日 さまざまに流れてくる 鉛色の水蒸気 そこに隠れている お天道さん 足元に心細く立っている 蝦夷松 肌に心地よ…

世界

たとえ私が死んだとしても何一つ変わらず 動き続け 広がらないことを知らずに進む時間と人々そんな世界だからこそ自分の『世界』を守ってゆきたい家族のように

月と雲 月を見ている僕僕を見ている月それを見ている雲雲にはさわれないけど 月にはさわれる もちろん僕自身にも不確実で接触不可能なものが全て知ってる この世の全てを

busたくさんの人をのせ街から街へ、場所から場所へ時間に惑わされずに 定時を守りただひたすら 人を運ぶ鉄とゴムの塊